メールソフトの接続設定はPOPかIMAPどちらにすべき?
2021/10/18
2021/10/19
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POP?IMAP?どっちなの!?
メールソフトを使ったメールの接続設定において、最初につまずくところはPOPかIMAPかの接続方法の選択だと思います。
今回は、POPとIMAPのそれぞれの動作説明と接続設定をPOPかIMAPどちらにすべきか解説していきます。
目次
POP接続とは?どうなるのか?
サーバーと同期させないのがPOP接続
POPはサーバーとは同期させない接続方法で、サーバーからメールをダウンロードしてメールソフトで閲覧する方法になります。
基本的に、ダウンロード後は受信メールをサーバーには残さないためサーバーから削除されます。もしサーバーに残したい場合はメールソフト設定によって変更します。
POP接続のメリットは?
・デフォルト設定では、ダウンロード後にサーバーにメールを残さないのでサーバー容量をひっ迫することがない
・サーバーにメールを残す設定にすれば、メールソフトで間違って削除してもサーバーにメールを残せる
POP接続のデメリットは?
・サーバーにメールが残らないので過去のメールをたどれない
・別のデバイスで行ったメールの削除や送信が他のデバイスでは反映されない
POP接続にすべきケースとは?
サーバーにメールを残すべきか削除すべきか詳細に設定したい場合はPOP接続が向いています。
また、1つのデバイスでしか操作しない場合はPOPでも支障はないでしょう。
IMAP接続とは?どうなるのか?
サーバーと同期させるのがIMAP接続
IMAPはサーバーと同期させる接続方法になります。
つまりメールソフトの操作によってサーバーのメールを直接操作するということになります。
メールソフトからメールの削除をすれば、サーバーのメールも削除されます。
IMAP接続のメリットは?
・複数のデバイスでメールソフトを利用しても送受信メールが統一されるので混乱を避け整理しやすい
IMAP接続のデメリットは?
・メールソフトで間違ってメールを削除した場合などサーバーからも削除されてしまう
IMAP接続にすべきケースとは?
パソコンとスマホなど複数のデバイスでメールソフトを使うときはIMAPを推奨します。
IMAP接続であれば、削除メールや送信済メールが同期反映されるので使い勝手が良くなります。
同期か非同期かで理解しておこう
POPか、IMPAを理解するポイントは「非同期」か「同期」かで覚えることです。
非同期接続であるPOPの場合はサーバーと連結しない、同期接続であるIMPAではサーバーと連結するイメージをするようにしましょう。
PC・スマホ持ちの現代ではIMAP接続を推奨
では、POPかIMAPかどちらを使うべきなのでしょうか?
これは実際にはケースバイケースによりますが、ごく一般的な場合だとIMAP接続を推奨します。
その理由として、昔は1台のパソコンのみでメールソフトの操作をすることが普通でしたが、現代ではパソコンとスマホの両方でメールソフトを利用することが当たり前になりました。
つまり、複数デバイスからメールを操作する場合には同期させた方が圧倒的に便利です。
なので、これからは基本的にはIMAP接続が主流になると思います。
送信接続(SMTP)もPOP、IMAPの動作と同じになる
ちなみに、送信接続であるSMTPについての動作もPOPかIMAPに合わせた同じ動作になります。
まとめ
以上、簡単ではありますがメール接続についての解説をしてきました。
以前は主流であった、POP接続は過去の形式となる日がきていのかと思います。
ご質問やご指摘がありましたらお気軽にコメントください。
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