ウェブにおけるユーザビリティ、UI、UXの意味と使い分け方を簡単に解説します

2021/10/20

2021/10/22

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ユーザビリティ?UI?UX?

ウェブ業界で使われる「ユーザビリティ」、「UI(ユーザーインターフェース)」、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」について、今までしっかりと違いを認識しないままでした。
そこで、それぞれの意味を調べてみたところ結構複雑な感じでしたので、時間のない人向けに簡単にそれぞれの意味や使い分けを解説してみたいと思います。

「ユーザビリティ」、「UI」、「UX」の意味

ユーザビリティとは?

ユーザビリティは、一般的には「使いやすさ」という意味で使われています。
ウェブにおいていうと、ウェブサイトの「操作性の指標」といえます。
具体的には、サイトにおける目的の情報へのたどりやすさから、文字の読みやすさ、ボタンとして認知のしやすさ、ページ表示速度の早さなどユーザーのサイトの使いやすさの指標となります。

UI(ユーザーインターフェース)とは?

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーと製品・サービスの接触面を指し、「ユーザーの触れる部分」すべてをいいます。
ウェブの世界で言うと、対象となるウェブサイトにユーザーが接する部分すべてのことです。
ウェブサイトの全体や、メインビジュアルやグローバルナビなどの各箇所、サイト内のすべてのページ、またサイトにアクセスする前の検索エンジンの結果に表示されるタイトルやディスクリプションまで含まれます。
逆にユーザーがアクセスすることのない管理画面などはUIの対象になりません。

UIの正しい言葉の使い方は?

UIの言葉の使い方として例えば、「このサイトにはUIがある」というような使い方は誤っています。
このサイトのUIの操作性を改善しよう」という使い方が正しいものとなります。
つまりUIはサイトに触れる部分すべてをただ指すだけで、それだけで「使いやすさ」などの意味を持つものではありません。

UIデザイナーとは?

最近巷でよく耳にする「UIデザイナー」とはなんでしょうか?
UIデザイナーとは、さまざまなサービスのUIをデザインする仕事です。
ウェブでいうなら、ウェブサイト全体の構成や操作性をデザインしていくのがUIデザイナーの役割といえます。
ウェブデザイナーやグラフィックデザイナーと業務的に被る部分は多いですが、複数のエンジニアが取り組むプロジェクトなどにおいてウェブサイトのUI構築に専門的知識で大きく携わる仕事になります。

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、サービスを通じて得られる全体の体験を意味します。
ウェブの世界でいうと、ウェブサイトにアクセスしたユーザーが感じるすべてのことを意味します。

ウェブサイトにおいて優れたUXとは?

知りたい情報に素早くアクセスできる快適なレイアウト、目的のコンテンツ以上のさらなる優良な情報の提供、ユーザーの興味を惹くようなデザインや演出、快適に閲覧できる視認性などがあげられます。

UXが優れたサイトの例は?

通販最大手の「アマゾン」のウェブサイトは優れたUXの見本となるサイトで、目的の商品の探しやすさ、関連商品の表示、購入手続きの進めやすさなど、ユーザーが快適にネットショッピングができるように徹底的に使い勝手を考えられたデザインやサイト構成でつくられています。

それぞれの違いと使い分け方について

ユーザビリティとUI、UXとの違いは?

ユーザビリティは「使いやすさ」という意味に対し、UIとUXにはそういった意味は含まれません。ただ、ユーザビリティを高めるにはUIとUXの改善を行う必要があります。

UIとUXの違いは?

UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の意味は若干違います。
整理すると、UIは「ユーザーが触れるものすべて」、UXは「ユーザーが感じることすべて」と理解するのが分かりやすいと思います。
つまり、「UXの改善を行うためにUIを工夫する」という流れになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
「ユーザビリティ」「UI」、「UX」については調べれば調べるほどややこしくなかなか理解することが難しかったです。
ざっくり知りたい人も多いと思うので、今回の記事のように分かりやすい解説でお伝えできればと思いました。
また、今回の解説はすべてウェブにおける解説になりますのでご理解ください。

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